エイムオフセットの作成 で作成したエイムオフセットを適用する。

まず、ブレンドスペースとその使用 にて作ったステートマシンの結果をSaveChachedPoseに保存する。これをここではMain_saveとする。

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次にエイムオフセットの作成 で作成したエイムオフセットを配置する。

このエイムオフセットのBasePoseAnimation には待機モーションのポーズを指定しているので、BasePoseには待機モーションをつなぐ。(一般的にはMain_saveを繋ぐが、その場合はMain_saveのアニメーションが変わるたびにそれをBasePoseとするエイムオフセットに切り替える必要がある。待機モーションだろうが歩きモーションだろうが上半身に同じアニメーションを流したいのであればこれでよい)

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Pitchの値は以下のようにした。 Yawの値も流し込む予定だったが、キャラクターはその場で旋回する形式にしたのでYawの使用は見送った。

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次にLayerdBlendPerBoneノードを配置して、BasePoseにMain_save、BlendPose0に先ほどのエイムオフセットの結果をつなぐ。

BranchFiltersには「上半身」のボーンを指定して上半身にエイムオフセットの結果を適用したいところだが、移動時に上半身が微動だにせず足だけ動くと違和感が強いので、懐中電灯を持っている右手と首だけにエイムオフセットの結果を適用することにした。

とはいえ、左手が走りモーション通りに勢い良く動いても違和感があるので、左手にもBlendDepth高めでエイムオフセットの結果を適用することで動きを抑えた。

上半身が完全に別な動きをするよりもある程度上半身も走りモーションに合わせて動いたほうが自然に見えるので、BlendWeightは0.9にした。

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今回作った挙動は以下である。

https://youtube.com/shorts/xlE4GMXYOK4?feature=share